WORKS施工事例

水回りの位置を動かさないようにしたため、玄関ホールの大きさは変更できませんでした。そこで、視覚的に広く感じられるように上り框の向きを９０度回転させ、奥まで土間を伸ばしました。デザインのノイズを極力抑えるために、「框」は使わず、無垢フローリングの小口を見せて仕上げました。

梁だらけの天井は、思い切って梁下でフラットに。天井の低さが気にならないよう、斜めの壁面の窓に向かって板張りにして視線を窓の景色へ誘導します。 夜は広島の夜景を見ながらお食事を。

正面のネイビーのアクセントウォールは塗装。塗料は揮発成分が含まれていない”ベンジャミンムーア”。

リビング/解放感を出すために少しでも天井を高く。天井は作らずコンクリートを白く塗装。

洗面ボウルは実験用シンクを使ってコストダウン。正面にはタイルを張りました。 水栓はカクダイ、ミラーはIKEA。

寝室は、就寝時に階上からの物音が気にならないように天井を作りました。

写真中央に見えるのは納戸の入り口。納戸は書斎にも子供部屋にも、WICにも変更できるように敢えて棚板など何も取り付けませんでした。

おそらく子供部屋になると思われるので、できることなら、LDKにいる家族と顔を合わせて出入りしてもらいたい･･･、そんな思いから、LDKを通って入退室するプランに。

景色の良い窓はすべて個室で、LDKは個室への通路を兼ねた状態で、昼でも照明を点灯しなければいけない真ん中に位置していました。

一番見晴らしの良い窓を、一番長い時間過ごすことになるLDKに取り込みました。