築60年になる「ザ★昭和の家」。
ご主人が子供のころから住まわれていたこの1軒家を、この度夫婦二人の「これからの暮らし」のためにリノベーションいたしました。
※ビフォーの詳細と外観についてはコチラのブログをご覧ください。
●外観のリノベーション
●内部のビフォー
今回のリノベーションで、H様・スタッフ一同で一致したのは、「玄関の丸窓を残すこと」
従ってこれを活かしたインテリアに。
これこれ↓↓この丸窓。
インテリアのイメージは「大正レトロ」風。
この丸窓がどうなったかというと。。。
いい感じになってるでしょう??
そしてこの雰囲気で行くのなら、この家の良いところ。。。。かわいいデザインガラスが使われた建具、本物の板が貼られた天井。これらを手直しして活かすことをご提案しました。
特に、こだわったのは玄関ホール。
玄関引き戸を開けると目に入るこの空間。
↓After
天井は手直しして塗装。照明器具のペンダントは奥様のこだわり。優しい灯りが天井にも。
この玄関から見える建具は、全てもともとあった建具を手直し&塗装して再利用しました。
なにせこの建具、凝ったデザイン、そして今では国産で製造されていない型ガラスがふんだんに使用されているんです。
素敵な建具でしょう??
では、建具を気にしながら、玄関全体をご覧ください。
After↓↓ 玄関ホール
それでは、LDKに入ってみましょう。
もともとここは和室でした。
After↓↓(丸窓のある面。ここだけグレーの珪藻土壁にしてアクセントに)
もともと縁側があったところの天井は、自然素材のクロス「ノイエローブ」でちょっぴり網代調に。
ちなみに、写真のラタンチェア、踏み台は施主様にお借りしました。
これらだけでも「昭和の薫り」がプンプンしますね(笑)
このH様邸。床材はニュージーパインの無垢フローリング。
お好みの色が既製ではなかったため、自然塗料リボスで塗装しました。
パインと言えば「節」ですが、このニュージーパインは節が無くキレイな木目が特徴。だからこのインテリアでもよく合っていますね。
実はこのH様邸のお引渡しの日は、あの西日本豪雨災害の日でした。その数日前から雨が降り続けていて、そんな湿度の高い日は既製品のウレタン塗装だとなんだかベタベタするものです。が、この吸放湿性の良い床材と壁に塗ったスイス漆喰「カルクウォール」のおかげで、足ざわりもサラサラ。。。
After↓↓キッチン
After↓↓キッチンの反対側は、カウンター。ここはレンジなど家電製品や足元にはゴミ箱を収納。
このカウンターの上には、洗面室側に明りを取るために、既存のランマをFIX窓(はめ殺し窓)として使用。
では、この明り取りのランマの反対側。。。洗面室をご覧ください。
カラーにこだわったクロスです。
この、ランマの面のみアクセントカラーにされました。
そもそもこの家、脱衣室はなかったですからねぇ。。。
既存の洗面台は、タイルでトイレのそばにありました。
お風呂はどうだったでしょうか?
タイルの壁と床で、ステンレス浴槽でした。
After↓↓
最後にご案内するのは洗面室の向こう、寝室です。
もともとキッチンだった場所です。
この右側に小さな引違い、見えますか⁇この棚は2段ありまして、1段はなんと網戸が付いているんです。
昭和の方ならお分かりですね??
そう、お惣菜とか作った物をそこに入れて、網戸を閉めて通気性をもたせつつ、コバエ等を防ぐ。
この棚&引違も残しておきたいとのこと。
それから、ここの天井も既存を再利用しました。
H様邸のリノベーション。
柱だけにして完全に新しいものに作り替えるリノベーションも「アリ」ですが、こういった古いものを活かしたリノベーションも「アリ」でしょう???
大之木ダイモでは、どちらもご提案することができます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
最後になりましたが、H様、一緒に「住まいづくり」をすることができて、本当に楽しかったです。
最初に資料請求をしてくださった時から、なんだかご縁があるような気がして(笑)
本当にありがとうございました。