毎日使うキッチンにとって重要視したいのは「作業導線」です。買い物から帰って冷蔵庫や収納庫に材料を収納することから、すでに作業導線は始まっています。
収納→下ごしらえ→調理作業→ゴミ処理→加熱処理→盛り付け→食卓→後片付け→ゴミ処理→食器の整理収納
という一連の作業は、調理から収納までそれぞれのスペースと配置がバランスよく保たれてこそ使い勝手のよいキッチンであり、求められているキッチンであると考えます。
上の図は、キッチンにおける一般的作業導線を簡単に図に表したものです。
キッチンの導線を考えるときは… 【シンクの中心】【加熱調理器の中心】【冷蔵庫の中心】を頂点とする作業の三角形「ワークトライアングル」をポイントに考えます。それぞれの距離が長すぎると無駄な動きが多くなり、短すぎると調理や配膳のスペースが不足したり家電が使いにくくなることがあります。
オープンタイプのキッチンのレイアウトをご紹介します。
■ アイランドキッチン
行き止まりがなく、ダイニング・キッチンの周りをぐるっと囲めます。引き返す必要が無いので、二人以上が一度に作業したり通行したりしても邪魔になりません。シンク・加熱調理器・冷蔵庫だけでなく、カップボードや食卓にも最短導線で手が届きます。
■ ペニンシュラキッチン
キッチンの一辺は壁にひっついているので、そこで行き止まりとなってしまいます。キッチンの横にダイニングをつけてしまうと、引き返す導線が長くなってしまうので、キッチンから離してダイニングを設けるほうが良いでしょう。
■ セパレートキッチン
アイランドキッチンとほぼ同じで、行き止まりが無く、ワークトライアングルのバランスも保ちやすい形です。ダイニングテーブルの位置が異なります。
■ オープンL型キッチン
シンクと加熱機器がL字で連続していて導線がよいキッチンです。
■ オープンL型キッチン
高い作業性とコミュニケーション両方を実現したキッチンです。
この中で大之木ダイモがおススメしているキッチンは「アイランドキッチン」です。
ダイニング・キッチンをぐるりと一周できるアイランドキッチンは、家族やお友達でカウンターを取り囲みながらワイワイ楽しく調理、食事、後片付けができます。調理中でも家族の様子を見守ったり会話を楽しんだりでき、楽しく家事がこなせます。
呉市山手1丁目4
広島市佐伯区石内北3丁目
広島市安佐南区山本新町4丁目