大之木ダイモ

屋根は、耐久性や断熱性に優れたメンテナンスフリーの陶器瓦を使用しています。原料は粘土。表面を釉薬を塗り焼いてあるので、陶器のように艶があり美しい瓦です。台風等による割れに注意すればメンテナンスの必要性はほとんどなくありません。厚みがあり下地との間に空気層があるので断熱性が高いのが特徴です。耐火性、防音性にも優れていますが耐震性が低く少々お値段が高いのが難点。重い屋根は大きなの揺れに不利なことが多く、建物の構造が重要になります。大之木ダイモでは、接合部の工夫や1枚ずつ釘打ちする事によって風による浮き上がりを防いでいます。

陶器瓦は互換性に乏しいので、他の瓦に変更することが難しくなります。
しかし、凍害や塩害に強い種類もあり、さらにはメンテナンスが不要なので、どんな地域でも幅広く対応することが可能です。

屋根の形状においてもう一つ大切になるのが「深い軒の出」です。日本は世界の年間平均降水量の2倍近い雨が降る雨大国です。建築物の外壁が劣化する原因のうち、最も大きいのは雨水による腐食であり、昔の家は軒を深くすることによって外壁面に雨がかからないように工夫していました。

軒の出は60センチと90センチでは、1階天井面付近で年間累積雨量約50ミリの差があります。雨がかからないようにするだけでなく、深い軒は夏の強い日差しを遮る効果もあります。

夏を涼しく過ごしたり、建物の耐久性を高めるためにも、軒はできるだけ深くしたいものですね。